2010年03月09日

3月9日(火) 雨&曇り

花屋さんで「ラナンキュラス」の鉢植えを見つけた。



この花を見ると、胸がキュンとなり、切なくて鼻がツーンとしてくる。

以前、「ほのぼのワイド」の番組内でも話したかもしれない。

長男が小1のとき。
小遣いは、週に100円。日曜日に渡していた。

今ごろの季節の 暖かい水曜日だった。

彼が学校から帰るなり、来週分の小遣いを先に渡してくれないか、と言った。
私は詰問した。

 「どうして?何に遣うの?!」
 「………言えない」
 「ちゃんと理由を言わないとお金は渡せないよ!」
 「……お花…買いたいの」
 「何のために?」
 「……お母さんにプレゼントしたいの。お母さん、お花好きだから…」

その頃、私は生け花を習い始めていて、稽古場にも子供たちをよく連れていった。
稽古場では静かにしていることを条件にしていたので、
二人で、誰かが切り落とした枝や花を使って静かに遊んでいたものだ。

当時、毎週水曜日の午後、マンションの前に花屋のバンが停まり、比較的安く売っていた。
その日はセールをしていたようで、いつもは300円の鉢植えが100円になっていた。
それで息子は、私を喜ばせようと、内緒で買いたかったらしい。
けれども、その100円がない。
で、理由を言わずに借りたかった…。
なのに私ときたら、問い詰めるように言ってしまって。

100円玉をひとつ渡すと、彼は花屋が帰らないうちにと飛び出して行った。

その間、私が涙したのは言うまでもない。

しばらくして現れた彼の胸に抱えられていたのが、黄色のラナンキュラスだった。

幾重にも重なった透明感のある柔らかそうな花びら。

きれい…。
この花を、息子は私に選んでくれた…。

今でも、いや多分一生、この花を見ると、
あの日のことと、幼い笑顔を思い出すと思う。

子育てして何が素晴らしいって、こういう「宝石のような時間」を残してくれることかもしれない。



何色にしようか 一瞬迷ったが、やはり黄色を求め、家に連れて帰ってきた。




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この記事へのコメント
こんばんは。

ラナンキュラス、大好きな花のひとつです。
うちでは球根を植えて花が咲くのを待っているのですが、まだまだ花が咲く気配を見せてくれません。

気長に待ちましょうかね。

では、では。
Posted by hi_bana at 2010年03月09日 20:03
こずえさん、ステキな「思い出」のお話ありがとう~
 息子さんの優しいおもいやりに感動、感動~~

 私にも、何か・・・あるかしらァ~「思い出」
 ウゥ~~考え中~” ☆
 
Posted by 京子 at 2010年03月10日 01:20
長男ってそういう
 やさしいとこあるんだよねぇ~ (^o^)

だけど、内緒にできなくて
 すぐ白状してしまうのも
 長男らしいね (^^ゞ

次男・三男なら計画的に
 少しずつ100円を貯めてから
 プレゼントする子が
 多いとと思うやぁ… (^_-)-☆
Posted by  吾 助 at 2010年03月10日 11:38
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